カッティングシートメタル系ステッカーの貼り付けアドバイスと注意点
カッティングシートの粘着性
貼り付け当初は粘着性がありませんが数日間放置しておきますと密着性は上がります。メタル素材のステッカーは被着面との相性がございます。ガラス面やプラスチック、アクリルには密着性がよいですが金属や表面が”ザラザラ”している表面には密着性がよくありません。
アウトガスに関しまして反射ビーズ、メタリック系金、銀、ガラスフィルムはアクリル、プラスティック、ポリカーボネット素材への施工後に気泡が生じる場合もあります。一般にポリカーボネートやアクリルなどの基材は、微量の未反応物質や水分などが残留していて、これらが時が経つにつれて気体(アウトガス)となって出てきます。この気体がフィルムの膨れやはがれの原因になってしまいます。
一般的な屋内、外のカッティングシートは塩ビ素材はアウトガスが抜けるようになっていますが、表面コーティングしてある反射ビーズ、メタリック、金、銀、ガラスフィルムはガスが抜けない為ガスによって膨らんでくる場合もあります。
カッティングシート貼り付ける対象(基材)の確認
フィルムの性能を十分に発揮させるため、貼り付ける対象(基材)の種類を確認してください。下記の基材ではフクレ・ハガレなどが発生する可能性がありますので、事前に十分な検討が必要です。
■アウトガスを発生する基材
ポリカーボネートにはアウトガスを発生するものがあります。
■遊離成分が含まれている基材
ターポリン、軟質塩化ビニールなど。
■接着力が得にくい基材
ポリエチレン、ポリプロピレン、シリコン塗装物、フッ素塗装物など。
■粗面 のために十分な接着力が得られない基材
ヘアライン加工金属板、発泡体、ベニヤ板、コンクリート、モルタル、スレート、布地など。
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