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サンドブラスト彫刻製作工程
板ガラスに装飾を施す技法の一つにサンドブラスト彫刻があります。サンドブラストは砂(サンド)をガラス面に拭き付け(ブラスト)て細かい傷をつけ、ガラスに不透明感を与えてゆくいわゆる消しガラスの加工技術です。使う砂の粒子の選択によって荒々しい感じや繊細な感じなど洋々な表情が得られます。サンドブラストによって生じるガラス表面の凹凸の傷は鋭く、このままでは汚れが付き易く、白っぽいざらついた感じのままですので 、傷の表面を滑らかにする必要があります。そこで、ガラスを腐食するフッ化水素で処理します。この薬品加工処理をフロスト加工または、タペストリー加工と呼んでいます。また、これに対して文字やマークなどを部分的に深く彫る加工をエッチングと呼んでいますが、両者の厳密な意味での言葉の区別は今のところ無いと言えます。
(デザインガラス編)
@テープを貼ったガラスに原稿を写し輪郭
をカットする。Cテープを剥がしながら細部にわたって
砂彫りをする。Aテープを剥がした部分に砂をかけて彫り
奥行きを出す。Dデザイン通りに彫られたガラス。この段階では
全体的に白っぽい感じ。B再度テープを貼って原稿の細かい
部分をカットする。E彫りあがったガラスの表面に薬品を流して
光沢を出す。
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